妊活サポート｜鍼灸で体を整え授かる準備

東広島市西条の不妊鍼灸・妊活サポート｜東洋医学的アプローチ

妊活に取り組むなかで、「病院にも通っているのに結果が出ない」「検査では異常がないと言われたが、なかなか授からない」「一人目は妊娠したが二人目が授からない」…本当に心も体もお疲れのことと思います。

私自身も妻と不妊で悩んだ経験があり、身体的にも精神的にもどれほど負担が大きいか身近に感じてきました。だからこそ単なる施術者としてではなく同じ立場に立ち、いたわりと共感を持ってサポートしたいと考えています。

東洋医学の不妊鍼灸とは？

東洋医学では子宮や卵巣の機能だけでなく、全身の気血の巡り・五臓六腑の働きの調和を大切にします。

そのため、ただ妊活に有名なツボ（三陰交・関元など）に施術するだけではなく、脈診・舌診・腹診で体の状態を確認し、本治（体質改善）と標治（症状への対処）を組み合わせていきます。

本治（体質改善）の一例

• 腎：生殖を司る根本。腎虚（冷え・疲れやすさ・腰膝のだるさ）があると妊娠力に影響します。
• 肝：気血を巡らせ、月経や情緒を調整。肝気鬱結（ストレス・イライラ）があると排卵や月経周期に影響しやすい。
• 脾：栄養や水分の代謝を担う。脾虚（消化不良・むくみ・疲労感）は卵子や子宮内膜の栄養不足につながります。

標治（症状への対処）で行うこと

その日の体調に合わせて、肩こり、腰痛、冷え症・下腹部の張り・ストレス症状、むくみなどに対応します。

三陰交・関元・気海・太谿など代表的なツボも使いますが、あくまで脈・舌・腹の状態を基準にツボを選ぶため、同じ「不妊」でお悩みの方でも人によって施術内容や部位が異なります。

当院での施術の流れ

1. 問診：生活習慣・ストレス要因を丁寧に伺います。
2. 望診・脈診・舌診・腹診による全身チェック。
3. 本治：体質（腎虚・肝鬱・脾虚など）に応じた経絡・経穴を選定。
4. 標治：こり、冷え症・張り・不眠などその日の症状を調整。
5. セルフケア：睡眠・食養生・お灸指導などを提案。

安心して通っていただくために

鍼灸は「妊娠を保証するもの」ではありません。しかし、不妊治療で心身ともに疲れている方にとって、東洋医学の考え方による施術は「不妊そのもの」に直接アプローチするのではなく、お身体全体の調整を大切にしています。肩こりや腰痛などの不調を整えながら、体本来のリズムを取り戻すことで、授かりやすい状態へと近づけていきます。

そして、リラックスして施術を受けるその時間が、心身にとって大きな変化のきっかけになると考えています。

当院では医療機関での検査・治療との併用を推奨しながら、安心して続けられる妊活サポートを行っています。